2020年3月19日
コワーキングレポート①
コワーキング利用者目線での実態
コワーキングスペースやフレキシブルオフィスの企画・運営を行う株式会社MJEと大阪大学大学院経済学研究科 中川功一研究室が共同で、日本全国のコワーキングスペース利用者を対象にアンケート調査および個別インタビュー調査を実施しました。
本レポートは、調査の集計結果とそれをアカデミックに分析して明らかになった事柄をまとめた、全4本のレポートのうちの1本目となります。
レポート概要(一部抜粋)
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零細企業も多いが、大企業も利用する傾向に
コワーキングスペースは、IT系やコンサルティングなどの働く場所に依存しない業種の小規模事業者を中心として多様な層に利用されており、また働き方改革による大企業のサテライトオフィスとしても利用されていることが明らかになりました。
利用者は固定費削減・立地・価格に価値を感じている
コワーキングスペースは他者との協同を意図して設計されているが、調査の結果からは、コストの低減や利便性の高い労働環境に価値を感じて利用するケースが主流であることが明らかになりました。
施設のサポートは積極的に利用しない傾向が強い
コワーキングスペースでは協同を促進するためのイベント開催やスタッフによるマッチングなど様々な仕掛けがありますが、利用者はそうしたサービスを十分に活用できていない実態が明らかになりました。
近年、コワーキングスペースは新しいオフィスのあり方として急増しておりますが、その利用実態や効果的な活用方法・運営方法については未だ明らかになっていないのが現状です。
本レポートをきっかけに、コワーキングスペースの有効活用方法、適切な運営方法が広まることで、業績向上のための選択肢としてコワーキングがより多くの方に認知される助けとなれば幸いです。ぜひダウンロードして、ご覧ください。