2020年3月25日
コワーキングレポート③
コワーキング利用者がイベントに参加するメリットとは
コワーキングスペースやフレキシブルオフィスの企画・運営を行う株式会社MJEと大阪大学大学院経済学研究科 中川功一研究室が共同で、日本全国のコワーキングスペース利用者を対象にアンケート調査および個別インタビュー調査を実施しました。
本レポートは、調査の集計結果とそれをアカデミックに分析して明らかになった事柄をまとめた、全4本のレポートのうちの3本目となります。
レポート概要(一部抜粋)
※ダウンロードすることで、全ページご覧いただけます。
利用者の過半数は積極的に参加していない
コワーキングスペースでは、利用者の協同を促すために交流会やセミナーなどのイベントを開催するケースが多くありますが、調査の結果、8割近くの利用者はイベント参加回数が年間5回以下であり、積極的に参加していないことが分かりました。実際のところ、イベントへの参加は利用者にどのような効果をもたらすのでしょうか。調査・分析の結果、2つの効果があることが分かりました。
他の利用者との信頼関係が向上する
コワーキングスペースで開催される交流会やセミナーなどのイベントに多く参加する利用者は、より活発に他の利用者と交流するようになり、そのなかで強い信頼関係を形成し協同につなげていることが明らかになりました。
知識やスキルが向上する
コワーキングスペースで開催される交流会やセミナーなどのイベントに多く参加する利用者は、他者との交流のなかで向学心を持つようになり、自身の知識やスキルの向上につなげていることが明らかになりました。
近年、コワーキングスペースは新しいオフィスのあり方として急増しておりますが、その利用実態や効果的な活用方法・運営方法については未だ明らかになっていないのが現状です。
本レポートをきっかけに、コワーキングスペースの有効活用方法、適切な運営方法が広まることで、業績向上のための選択肢としてコワーキングがより多くの方に認知される助けとなれば幸いです。ぜひダウンロードして、ご覧ください。