2020年3月27日

コワーキングレポート④

業績と人生の充実度を上げるコワーキング利用方法

コワーキングスペースやフレキシブルオフィスの企画・運営を行う株式会社MJEと大阪大学大学院経済学研究科 中川功一研究室が共同で、日本全国のコワーキングスペース利用者を対象にアンケート調査および個別インタビュー調査を実施しました。

本レポートは、調査の集計結果とそれをアカデミックに分析して明らかになった事柄をまとめた、全4本のレポートのうちの4本目となります。

レポート概要(一部抜粋)

※ダウンロードすることで、全ページご覧いただけます。

8割以上の利用者が業績や人生の充実度が向上したと回答

コワーキングスペースは、働き方改革のなかで労働生産性や働きがいを向上するワークプレイスとしても期待されており、実際、調査の結果8割以上の利用者が業績や人生の充実度が向上したと回答しました。一体、どのようなプロセスでそれらが向上するのでしょうか。また、より高い効果を得るためにはどのような利用法が最適なのでしょうか。調査・分析の結果、次のことが分かりました。

 

ポジティブな心理状態をきっかけとして業績や人生の充実度が向上する

業績や人生の充実度が向上した利用者は、まずポジティブな心理状態になることで、他者との交流に対して積極的になり、交流するうちに他者から刺激を受けて知識やスキルが向上し、その結果として業績や人生の充実度が向上することが明らかになりました

 

他者との交流とイベントへの参加によって業績が向上する

ポジティブな心理状態になるためには、スタッフやハブユーザーと積極的に交流することや、スペース内で開催される交流会やセミナーなどのイベントに参加することが重要であることが明らかになりました。しかたがって、業績や人生の充実度を向上させるためには、こうした積極的なコワーキングスペース利用を心がけることが重要といえます。

近年、コワーキングスペースは新しいオフィスのあり方として急増しておりますが、その利用実態や効果的な活用方法・運営方法については未だ明らかになっていないのが現状です。

本レポートをきっかけに、コワーキングスペースの有効活用方法、適切な運営方法が広まることで、業績向上のための選択肢としてコワーキングがより多くの方に認知される助けとなれば幸いです。ぜひダウンロードして、ご覧ください。